北海道新聞日曜ナビに
7月20日《小樽再発見》が掲載されました。

北海道で、ニシンの鱗を使用した
《人工真珠》が研究されていたことはご存知でしょうか。

小樽・祝津(しゅくつ)にある【小樽市鰊御殿】には、
ニシンの鱗から作られた魚鱗箔を使った人工真珠の首飾りが展示されています。


第二次大戦後の終戦復興期、小樽では、
輸入したパールエッセンスと呼ばれる塗料と、
本州のガラスのとんぼ玉を用いたガラスパールが製造されていました。

ニシンの鱗を使用してパールエッセンスを作れるようになれば、
輸入に頼らずに高品質で安価な人工真珠を製造できると期待され、
北海道立中央水産試験場で研究が行われました。

研究は隣町の余市町で進められ、論文も発表されましたが、
ニシン漁獲量の急激な減少から、残念ながら事業化とはなりませんでした。

ニシン漁を一大産業として発展した小樽。

夢は叶いませんでしたが、
「ニシンで真珠を」というロマン溢れる研究が形となり、
御殿の中で輝いています。

人工真珠について

現在見られる人工真珠(イミテーションパール、人造真珠)は、
ガラスやプラスチック、コットン等を核にして、パール塗料を塗布したものです。

世界初の人工真珠は、1656年にフランスで作られたものと考えられています。
かつては、塗料に魚の鱗を用いた「パールエッセンス」と呼ばれるものが使用され、
明治末頃より日本でも関西方面を中心に研究・生産が始まりました。

※写真はガラスパールのイメージです。


◆鰊御殿

小樽・祝津に建つ《小樽市鰊御殿》
祝津パノラマ展望台から高島岬を望むと
日和山灯台の横に見える、赤い屋根の建物です。

石狩湾を見下ろす絶好のロケーションですが
元々は明治30年に積丹の泊村に建てられており、
昭和33年に現在の場所に移築復元しました。

北海道指定有形文化財に指定されています。

現在、建物の中は有料で公開されており、
ニシン漁や加工に使われた道具や、生活用具、写真、模型などが展示されています。

また、当時120人ほどの漁夫が寝泊まりしていたと言われる寝室や
「隠れ部屋」と呼ばれる秘密の小部屋を見ることが出来ます。

北一硝子では、硝子を核とした
《ガラスパール》のアクセサリーを販売しております。

国内のガラス職人による、手作りの貴重な逸品です。

陽光を受けて柔らかな輝きを放つガラスパールは、
思わず目に留まってしまう華やかさを演出します。

シーズンを問わずお使い頂ける万能アイテム。

ブローチとネックレスのコーディネートもお楽しみいただけます。

販売店舗
三号館 洋のフロア~北一プラザ~

二階には、ガラスパールアクセサリーの他、
四季折々の光を纏い心も踊る
カラフルなアクセサリーを多数ご紹介しています。


北一硝子 三号館 洋のフロア~北一プラザ~

TEL:0134-33-1993(代表番号)
受付時間 10:00~17:00
〒047-0027 小樽市堺町7-26

《MAPはこちら》