4月27日北海道新聞日曜ナビに
《小樽再発見》が掲載されました。

「龍宮神社」で春を待つ榎本武揚像。
季節のプレゼントは
【和切子《桜》醤油差し 大】です。

幕末・明治に活躍した人物、榎本武揚
戊辰戦争では旧幕府軍を率いて新政府軍と戦い敗れますが、
その後の明治新政府では黒田清隆の庇護の下、北海道開発に従事し、小樽の街の基礎を作りました。
その為、小樽には榎本ゆかりの地がいくつかあります。

《小樽都通り商店街》

JR小樽駅からほど近い距離にある「小樽都通り商店街」。
100年以上の歴史を持ち、アーケードのある商店街としては北海道で2番目に古い商店街です。

都通りの一帯が、榎本が小樽の土地開発を進めるために設立した
北辰社が所有していた土地ということで、榎本武揚をシンボルとしています。

通りに飾られた大きな垂れ幕の他、活躍を記した年表や、「小樽弁」を楽しく紹介したパネル、
アーケードの屋根に描かれたイラスト等が目を引きます。

《~旧国鉄手宮線~ 

榎本は、北海道開拓の中で官営幌内炭鉱で採掘された良質な石炭に着目しました。

その運搬方法が課題となった際、榎本は、鉄道と石狩川の水運を使って小樽港へ運搬する計画を主張し、
1880年には、手宮と幌内を結ぶ、北海道で最初の鉄道である旧国鉄手宮線が完成しました。

JR小樽駅から徒歩5分程の、海を望む高台に建つ「龍宮神社」
榎本武揚が、遠祖である桓武天皇を奉祀したのを始まりとした神社です。
祭事の際に奉奏される「松前神楽」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

社殿には榎本本人が献納した「北海鎮護」の書や、榎本の肖像画、
一本の木から見事に彫られた「一刀彫の龍神像」等が飾られています。

また2009年には多くの方の協力により榎本の銅像が建立されました。

長きに渡りこの地域の住民と共に小樽を守り続け、令和8年には創祀150年を迎える龍宮神社。
記念事業の一つとして、同年に生誕190年となる榎本を御祭神として祀る準備が進んでいます。

可憐な桜と舞い散る花びらがクリスタルの硝子に美しく彫り込まれています。

シンプルで上品なデザインの醤油差し。
お醤油を入れると、夜桜のように桜柄が映えます。

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